「会計事務所 仕事覚えられない」「経理 仕事覚えられない」といった検索キーワードでこのブログを見てくれる方がいます。
きちんと仕事をレクチャーしてくれる環境で働いたことはないですが、見よう見まねで仕事を覚えてきました。
会計事務所や経理での私の仕事の覚え方について書いていきます。
「教えてくれなかったから」とは言いたくなかった
・ミスをしたとき
・できなかったとき
・分からないことがあったとき
「教えてくれなかったからです」とは言いたくなかったです。
もちろん、少しはそう思うことはあったにせよ声に出したくなかったですね。
それをしちゃうと受け身になってしまうからです。
分からないなら、質問すればいいし、書籍やネットで調べればいいし、過去の資料を見れば何となくわかってくることもあります。
そういったこともせず「教えてくれなかった」は、放棄だと思っていたから口にしたくなかったです。
感覚ですが、会計事務所では教えてくれない事務所が多いので、私も含め周りの人たちは、質問や調べたりしていました。
ですが、経理になると教えてくれるのが当たり前で受け身の人が多かった印象ですね。
教えたり引継ぎをきちんとする会社なので、メリットではあるもののデメリットになりえるのでしょう。
会計事務所での仕事の覚え方
会計事務所時代は、「現在➡過去」という時系列で、
・会計データ
・フォルダー
・紙の書類
を確認するようにしていました。
会計データは、B/S科目を預金から順に元帳を確認していました。
その後、P/L 科目を売上から順にみていきます。
仕訳や勘定科目のクセなんかも分かってきます。
疑問がどんどん湧いてくると思いますが、とにかく前に進みます。
例えば、「預り金が消えてない・・」と見つけてしまっても、今確認すべきことではありません。
疑問点はメモに残すなりしてあとで振り返れるようにしておきます。
次にフォルダーです。
会計ソフトに入力してある数字を見て数字のかたまりを理解することができます。
年商金額や給料の金額など。
売上の元帳を見ても、月や年間の売上金額は分かります。
大局を理解するにはそれで大丈夫ですが、売上の根拠となる資料を探しにいきます。
請求書のPDFがフォルダーに格納されていたりします。
フォルダーも事務所によってクセがあるので、そのクセを理解するつもりでやるのがいいですね。
・年ごとのフォルダー
・年と月のフォルダー
・フォルダーなしで資料にきちんと名前を付ける方法
などありますね。
最後に紙の資料。(紙でなくてもデータとして残っていれば、そのデータ)
これは決算ファイルを作成している事務所は、2~3年分は残っていることが多いです。
それ以降は、倉庫に送ったり事務所の奥の方にしまっていました。
決算時には前年の決算ファイルがあると、その年度の決算が進めやすいですね。
とはいえ、前年の決算ファイルがきちんと作成されているのか怪しいときがありますが・・
経理での仕事の覚え方
経理での仕事の覚え方も会計事務所と同じです。
・会計データ
・フォルダー
・紙の書類
です。
ですが、会計システム(会計ソフトではなく基幹システムのような大きなシステム)は、会計データを簡単に見れなかったです。
弥生会計やミロクに慣れていたので使い方が全然違って、戸惑いました。
会計事務所から転職したときに、一番戸惑ったのがシステムの使い方でした・・
でも、安心してください。
システムはほぼ全社員が使いこなしていますので、毎日触っていれば問題ないレベルに達します。
(役員や上の役席になるとシステムを触れることはなかったです。)
会計データを吐き出す別システムがあり、そちらを確認していました。
会社によってはCSVで出せるはずです。
紙の資料やフォルダは会計事務所と同じく確認することができるので、その資料を読んでいました。
会計事務所と違ってきちんと整理されていたので、資料を探すのもラクでしたね。