私の税理士試験1年目は、簿記と財表の2科目でした。
当時、私は大学3年生でしたので時間はありました。
まとまった時間を一気に投下すれば、短期合格も夢ではありませんし、3科目受験して1科目しくじっても2科目合格することも可能です。
科目合格があれば、勉強を続ける気力にもなりますし、大学院という選択肢も出てきます。
時間があったので、もっと攻めるべきだったかなと振り返ったときの反省です。
じゃあ3科目はどうするのか?
当時、勉強仲間では簿記、財表、消費税の3科目を勉強している仲間がいました。
実務を考えて消費税を受験するのもアリだと思います。
でも、試験当日が体力的に厳しいんじゃないかなと思います。
(私は1日で3科目受けたことはないので、あくまで推測です。)
税理士試験1日目は、簿記、財表、消費税法or酒税になります。
簿記、財表、消費税の3科目を選択すると、6時間試験を受けることになります。
それよりも、試験2日目や3日目の科目を選択するのが良いと考えます。
TACや大原の言うことを信じすぎない
今の私が3科目同時受験するなら事業税か住民税を選択すると思います。
事業税が合格科目だからということもありますが。
TACの説明では、「事業税・住民税は、法人税法・所得税法と深く関連することから、これらは法人税法・所得税法と同時もしくは学習後に受験するのが好ましいです」という記載がありました。
確かに事業税、住民税は法人税法・所得税法を関連しているのは事実ですが、実務で申告書を作成していたり、ざっくりでも良いので法人税法、所得税法の知識があれば、問題ないと考えます。
確かに、法人税の計算の例によらない項目、所得税の計算の例によらない項目、があります。
法人税や所得税の計算をそのまま利用しますが、一部に限って法人税や所得税の計算方法を踏襲しない、利用しない項目があります。
ですが、法人税や所得税を合格レベルまで理解してある必要はないと感じます。
私は事業税の受験当時、法人税と同時に勉強していましたが(法人税はA判定で落ちました)、所得税は勉強したこともなければ、学生で実務もしていませんでした。
それでも、個人事業税の部分は理解できましたし、合格できました。
試験勉強中に大変かもしれませんが、
①さらっと実務書を読んで別表4を出書きしてみる
②法人税法、所得税法の勉強している受験仲間に教えてもらう
ことで、理解はできると考えます。
・別表の加算や減算
・専従者給与
・青色申告特別控除
辺りの仕組みを理解できれば問題ないと考えます。