フリーランス専門税理士の磯俣です。
漫画家、イラストレーターなどクリエイターと呼ばれる方からの質問でよくあるのが「ゲーム課金は経費ですか?」というものです。
一般的にはゲーム課金は経費にならない、なりにくい
一般的にはゲーム課金は、経費にならない、と結論づけられます。
税理士である私がゲーム課金しても仕事に関係しているはずもなく「単なるプライベートでしょ!」という判断になり、経費にならないです。
(お客様が漫画家、イラストレーターなどクリエイター関係の方が多いとはいえ、経費にしにくいです)
経費とするには、仕事をするために直接、間接的に関係あることが必要です。
漫画家、イラストレーターなどクリエイターという業種
一般的には経費にならないゲーム課金ですが、漫画家、イラストレーターなどクリエイター関係の方は、経費になる余地があります。
クリエイターの方が作製するコンテンツに課金したゲームの内容が盛り込まれていると、説明できる場合には経費になると考えられます。
資料代としていの位置づけです。参考書籍と同じような考え方になります。
実際、私のクリエイター関係のお客様では、ゲーム課金を経費にしている方もいます。
全額経費なのか?一部経費(家事按分)なのか?
クリエイター関係で、コンテンツに反映されているという説明と証明できるものがあれば、ゲーム課金は経費になると判断しています。
では、ゲーム課金の100%が経費なのか、それとも一部が経費になるのでしょうか?
これも、説明と残している証拠次第ではあります。
税理士側で一律に「〇〇%経費ですね」と判断しにくいものです。
そこで、お客様から説明を聞いたうえで、「これくらいが妥当ですかね」ということで、一部経費にしているケースが多いです。
クリエイター関係の方のゲーム課金は、経費になることが多いです。
100%経費になるのかというと、説明を聞いたうえで一部経費にしています。
「経費になるのか?」という質問を受けて逆に私が質問すること
クリエイター関係のお客様から「ゲーム課金は経費になりますか?」と質問を受けた時には、質問し返すようにしています。意地悪で質問しているのではなく・・!
「経費になると思う理由は、ありますか?」と。
その質問にきちんと誠実に答えてくれる方は、問題なく経費に入れるだけの理由があるんだなと感じます。
一方、「ネットで書いてあったから」と言われてしまうと「むむ・・」となってしまいます。
そういう方に限って、プライベートかな?と思えるような食事代が多いように思えるのは私だけでしょうか・・・