『在宅勤務65%が「育児で仕事中断」 両方はムリと悲鳴(朝日新聞)』
https://www.asahi.com/articles/ASN5H51FNN5GUTFL00D.html
という記事を見て在宅勤務について感じたことについて書いてみます。
「サボるのではないか?」という発想では在宅は進まない
上場子会社経理でも私が在籍していた当時、在宅勤務が検討されていました。
幼児や小学校低学年のお子さんを持つママ社員を対象にした制度でした。
試験的に導入してみたものの、利用する人が増えず頓挫してしまっていましたね。
会社や上司の在宅勤務の意識が、ズレていたと思います。
当時、上司が心配していたのは「サボらないかな?」ということです。
在宅=サボる環境、という認識だったのでしょう。
しかし、会社のデスクに座っていてもサボっている社員はいます。
在宅勤務でサボってると思われるなら、会社に来ていた方がベターという判断になってしまうでしょう。
特に私がいた上場子会社経理では、古いタイプの社風だったと感じます。
・フレックスない
・紙ベースの大量な書類
・ハンコ文化
良い面もたくさんありましたし感謝していますが、在宅勤務を進める上では弊害も多かったのかなと。
在宅になれば仕事の成果物が、もっとフォーカスされる環境になると感じます。
在宅するならペーパーレス化も進める
在宅勤務はペーパーレス化もセットでしょう。
システムに入って帳票作成し、その伝票が会社のプリンターに出力されたのでは意味がありません。
これも上場子会社経理で在宅勤務が頓挫した理由の1つです。
在宅勤務者が作成した書類を会社にいる他の社員がピックアップしなければならい環境でした。
帳票を出すたびにチャットか電話で「帳票出しました」と伝えるのはお互いにめんどくさいです。
しかも、社員同士の仲が微妙だと「なんで毎回オレが(私が)席を立って取りに行かないとなんないのか・・」という不満に直結します。
在宅は悪い流れでなない
会社でやっているような仕事の流れや方法を、そのまま在宅勤務に当てはめることは無意味だと考えています。
ネット環境、ペーパーレス化、IT、クラウドなど色々なものを導入する必要もあります。導入コストや検討する時間がかかるから、在宅やらないという会社もあるでしょうし、会計事務所でもそういった事務所が多いのかなと思っています。
(あくまで個人的な意見です)
在宅は世の中の流れもあり、進んでいくと思います。
私はひとりで行動しているので、ネット、ITなど比較的試しやすい環境にいるので、チャレンジしていきたいと感じています。
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