この記事を書いているのが2020年7月31日です。
私は会計事務所に勤めていた7月中に退職を所長に告げました。
退職を告げるなら税理士試験前後が良いだろうなと考えていましたので、その理由について書いていきます。
税理士試験前後は後任を採用しやすいから
会計事務所業界は、一般事業会社の採用活動とは違って8月に実施される税理士試験の前後がリクルート活動になります。
税理士試験を受験していた2011年当時は、6月くらいに就職先が決まっていた勉強仲間もいて、焦る気持ちもありました。その仲間はbig4でした。
とはいえ、税理士試験前よりも後の方が採用活動は活発な気がしています。
会計事務所から上場子会社経理へ転職するときには、その時期を狙って転職活動していました。
夏のスーツは暑かったですね・・
一応ネクタイも用意していました。
当時の会計事務所ではクールビズでしたが、転職活動の面接のためにジャケットも持ち歩いていました。
所長から「なんでジャケット持ってるの?」とか突っ込まれたらどうしようかとびくびくしていましたが、何も言われることは無かったと思います。
もし聞かれたら「エアコンが寒くて」とでも言おうかなと思っていました。
話を戻すと、税理士試験前後に退職を告げることで、後任を採用しやすくなるメリットがあります。
私の後任も人材が流動化しやすい8月の税理士試験後に、割とすんなりと決まり入社してきました。
その後、2か月と少しの期間をかけて引継ぎをしていきました。
退職する理由は自分のキャリアのためでもありますが、不満もあったからでしたが、入社早々の後任へ不満を言うことは良くないです。
せっかくやる気があって入社してきてくれたのに、不満を伝えてしまうのは申し訳なかったからです。
会計事務所の閑散期だから(繁忙期前に辞められる)
会計事務所業界では、
・12月から翌年1月に年末調整
・法定調書合計表
・2月から3月は個人の確定申告
・12月決算の会社があれば2月末申告
・3月決算の会社の5月申告
があり、年の半分は忙しい時期と言われています。
その繁忙期が始まる前、かつ、後任が仕事を理解できる期間を考慮して、夏に退職を告げました。
事務所側も辞めてもダメージが少なく、引き留めにあったとしても振り切ることができます。
私も繁忙期前に辞められるので、その事務所で繁忙期を経験せずに済みます。
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