フリーランス専門税理士の磯俣です。
独立時に「挨拶状を出したほうがいい」という意見が大多数だと思います。
ですが、私が独立したときに挨拶状は出していません。というよりも出せなかったです。
その理由について書いていきます。
今さら感があると思ったから
私は会計事務所から上場子会社経理に転職し、そこで4年間過ごしました。
過去の担当先に挨拶状を出すにしても4年前のことになります。
さすがに覚えてもらっているとは思いたいですが、さすがに今さら感あるかなと感じて出していません。
逆の立場だったらどうなのかなと想像してみたりもしました。
4年間全く音沙汰なしの人から連絡が来るのは嬉しいでしょうけど、来た連絡が「独立しました」という挨拶状だったら、どうなんだろう?とも思ってしまったり・・
挨拶状を嬉しく思ってくれたりする方もいるでしょうし、そう思わない方もいるなと思い、考えるのが億劫になってやめました。
本当はそんなこと考えなくても良かったのでしょうけど。
堂々巡りでしたね。
SNSがあるから
便利な世の中でSNSもあります。
もちろんブログも独立前から始めていましたが、アクセス数が少なかったです。
お客様だけでなく友人、知人にも独立したことを知ってもらう必要がありますが、挨拶状という堅苦しいものではなく、フランクに知ってもらうツールとしてSNSがあります。
SNSで「税理士登録した」とアップしたら、紹介につながりました。
最初からブログで仕事を取れれば良いのでしょうけど、紹介も狙っていました。
悪い紹介
前の事務所とのしがらみをつくりたくなかったから
4年前とはいえ過去に勤めた事務所のお客様に挨拶状を出すのはめんどう、というのが正直な気持ちでした。
せっかく4年も経って無関係になったのに、私が挨拶状を出すことで、また絡むことがあるかもしれないというのは、私にとってはリスクでしかありませんでした。
絡む可能性を極限まで減らしたかったですね。
「人脈ゼロ」だけど過去の人間関係を見直してみるとゼロじゃない