節税対策として資産を購入しようと考える社長は、少なくありません。節税対策も考えているのであれば、中古車がオススメです。
※トミカ整列!
4年落ちの中古車が節税になる理由
中古固定資産を購入した場合の耐用年数は、次のケースにより計算します。
⑴法定耐用年数の全部を経過した資産
法定耐用年数×20%
⑵法定耐用年数の一部を経過した資産
(法定耐用年数-経過年数)+経過年数×20%
この計算により1年未満の端数が生じますが、切り捨てます。
普通自動車の法定耐用年数は6年です。
上記の算式に当てはめると(6-4)+4×20%=2.8年→2年となります。
耐用年数は2年と計算できました。
「なら2年間で償却するのか・・・?」という疑問が生じます。
国税庁の定率法償却率を確認すると、耐用年数2年の償却率は1.000となっています。
つまり、償却率100%ということです。つまりのつまり、100%経費に落とせる、ということです。
これが”4年落ちの中古車が節税になる”の理由です。
しかし、注意点があるので、注意点のところで後述します。
ちなみに3年落ちの中古車なら・・・
耐用年数は、
(6-3)+3×20%=3.6→3年です。
国税庁HPの定率法償却率を確認すると0.833です。
つまり、こちらもほぼ経費にできる訳です。
中古車の節税インパクトが分かります。
注意点
中古車の節税策は、大きいです。
ただし、これには注意点があります。
減価償却は月割り計算します。
決算月に500万の中古車を購入した場合、
500万×100%×1/12=40万をその期に費用計上します。
残額の450万は、次期に費用計上になります。
決算ギリギリに、中古車を購入する場合には節税効果は限定的になります。
【編集後記】
車のネタなのでトミカの写真を。綺麗に整列させていました!これを移動させようとすると注意されました(笑)