企業の経理や上場グループ会社の会合に参加すると、会計事務所出身者の方が多かったです。話してるうちに、なんか特有の空気というか会話で、「この人って会計事務所出身かも」って思うことがありました。
私が出会った方々
会計事務所7年、企業経理4年の方
4科目合格していましたが、結婚や子供が生まれたこともあり企業経理に転職されたようです。
やはり安定を求めて企業経理の道へ進んだのは、頷けました。
「もう試験や大学院は考えてないのですか?」と質問させて頂くと「もういいかな」ということでした。
「もういい」と言っても決して投げやりな言い方ではなく、ご自身が納得されているように見えました。
科目合格0で企業経理10年以上の方
科目合格の数で、知識やスキルは図れないなと実感した事例の方です。
決算の取りまとめや親会社へのレポートなど決算の根幹部分を担っていました。
上司も認めるくらい勉強している方でした。
独立しないと決めてるなら企業経理の方がメリットが大きいと思う
あくまで私見ですので、こんな意見もあるんだな程度にして頂ければ。
税理士として独立しない!と決めているなら資格に拘る必要が無いですし、企業経理のほうがメリットが大きいと感じます。
上場系の企業であれば、会計事務所よりも「人」に優しいのかなと実感しています。
給与水準も会計事務所よりも一般的には高水準です。役職による給与テーブルもあり、数年後にはこれくらい貰えるなと見込めます。
とはいえ、メリットとデメリットは常に表裏一体なのかなと。給与が安定しているけれど、我慢料の対価という側面もある訳ですし。
業界や勉強していたときの固定観念に縛られる必要はない
勉強していると合格科目数で優劣をつけられているような感覚が嫌でした。
学生から勉強している人は、ある程度科目が揃った時点で、勉強時間を確保できる会計事務所に就職し、残りの科目は、働きながら勉強するか、社会人向けの大学院に入る。そして科目の目途が立ったら中堅・大手税理士法人への転職を視野に入れる。
こういう流れが一般的なように思えます。
周りの流れに逆らうのは勇気がいりますが、会計事務所ばかりに目を向けるのでなく、企業経理にも目を向けてみても良いでしょう。
【編集後記】
税理士試験の直前期ですが、そろそろ求人パンフレットが出始めるころです。迷ってる方の参考意見になればと思います。
日焼け止めを購入しました。紫外線でも疲労するみたいなので。土日は子供と外で過ごすことが多く使ってみます。