簿記の勉強をして、会計事務所、経理、そして独立しています。
簿記の問題として、手形や小切手の処理は勉強しましたが、実物をみたのは子会社経理でした。
建築関係だったこともあり、手形は多かったです。
私が入社する前に振込や電子債権に変更させたようですが、それでも手形は残っていました。
初めて手形を見たときは感動しました。
「これが勉強してたときに出てきた手形というものか~」としみじみ。
受取手形、裏書手形、支払手形と。
ですが、数カ月もすれば慣れてきますし、めんどくさいです。
受取るほうも、支払うほうも「振込で良くない?」と。
サイトが長いので(100日とかもありました)、手形でもらって銀行で割引く会社さんが多いのでしょう。こちら側が支払手形を発行する場合。
手形は手間が多すぎだと感じます。
・受取手形の領収書に印紙
・領収書と一緒に郵送分の切手を同封する会社さんもあったり
・支払手形に印紙
・銀行持ち込み
・内部統制上、2人組になって手形の読み合わせ
など。
受取手形はなくせるだろうと思っていました。
受取側なので、期日(たとえサイトが遠くても)に振込してもらえば問題ないでしょう。
親が大きな会社の子会社なので、資金繰りで心配になることはなかったので。
時代とともに手形の流通は減っています。
経済産業省は「2026年をめどに約束手形を廃止」という働きかけをしているようです。
これは良い流れだと感じています。