一般的な法人化のメリットが当てはまらない方もいます。漫画家やイラストレーターの方たち。税金だけで判断しないほうがいい

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法人化のメリットはYouTube、ブログ、SNS等でも発信されている方が多いです。

・固定資産の家事按分がない
・旅費規程
・給料を払える(自分や家族)
・法人向けの生命保険
など。

一般的にはメリットと言われているものの、それがメリットになっているのかどうか疑問の残る業種の方たちがいます。

それが漫画家やイラストレーター関係の方たちです。

1つずつ見ていきます。

 

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車を購入しても家事按分がない

そもそも車が必要のない暮らしをしているタイプの方たちです。

ずっと自宅にこもって制作活動をしているイメージです。

「いつ車に乗るの?」と。

使うことのない車にお金をかけたところで、結局はお金は出ていっています。
また、使わないモノを資産として計上して減価償却費で良いのかどうかも疑問が残ります。

どちらにしろ意味を感じないですね。

 

旅費規程

「法人化したら旅費規程で節税」というやつ。

先程も書いたようにほぼ自宅に籠っているのに出張って・・?と。

年に数回の遠出のために旅費規程を作っておくのもどうなのでしょうか。

制度としては在っても使えない制度です。

 

家族に給料を払える

そもそも家族がいない方が多い印象です。

ずっとも黙々と作業しているからでしょうか。

あと勝手ながら、結婚して相手の生活リズムや生活スタイルに合わせるのも難しいのではないかと感じます。
ましてや子どもができても大変だろうなと。

ご結婚されている方や、お子さんがいる方もいますが、どちらかというと少数な印象ですね。

家族がいなかったら家族に給料を払うことはできません。

いたとしても心理的に払いたいかなど問題は残ります。
今の関係性が良くても、今後悪くなったらどうするの?など。
実際にそういった現場を見ることがあるので、家族に給料はハードルが高いかもしれません。株主や役員に入れるのも同じことですね。

 

法人向けの生命保険

社長に何かあったときの生命保険です。

個人では年間12万円の生命保険料控除しかありませんが、法人契約にすればもっと経費の額は増えます。
契約する保険によりますが。

漫画家やイラストレーターの方を見ていると、個人ですでに預金残高はお持ちの方が多い気がします。

いざ社長が倒れたときも会社を畳む資金や治療費などは出せるのかなぁと。
また、個人で加入していた保険でカバーできることもあるでしょう。

法人向けの生命保険は従業員が何名かいて、後継者にバトンタッチするまでの当面の資金繰りにはなると思います。

ただ、後継者がいない、かつ従業員もいないのであれば、そこまで気にしなくても良いですね。

 

まとめ

世間で言われていることが、そのまま当てはまらない業種もあると考えています。

振り回されてしまうのは無理もないですが。

法人化は自分にとって、価値があるのか、意味があるのか、ということを考えてみるきっかけになれば嬉しいですね。

 

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