法人を設立するときに家族を株主にしたり役員(合同会社は社員)にしたいと希望される方がいますが、私はオススメしていません。
会社の規模を追求しない前提です。
多数決で決める意味が分からないから
自分が大多数の議決権を持っていても、大切なことを決めるときは多数決になります。
別に政治をやっているわけではないので、多数決にしなくても良いんじゃないかと。
自分が決めた方向性に行く。
家族を株主や取締役に入れてしまったら、意見されてしまいます。
(株主や取締役になっていなくても意見をされるのとはわけが違います。)
ご自身の会社なのですから、自分で舵取りをすれば良くて、家族の株主や役員に頼る必要もありあせん。
俺(私)がやってるのに家族に給料を払う気持ちにならない
役員に入れておけば家族に給料を払いやすい、というメリットから法人にする方もいます。
家族に役員給与を払えば、その分法人の利益は減ります。
ここで問題になるのは、法人設立当初は家族を役員にして給料を支払っていたとしても、気持ちや情勢が変わることもありえます。
家族役員が給料を減らされたり、もらえなくなったりしても問題がでないと言い切れるでしょうか?
人は貰うことに慣れてしまうと、それが当たり前になります。
本来は節税のため?(ちゃんと役員として職務を全うしている必要はありますが)に払っていたものが止めても家族役員から文句を言われないのかどうか。
「俺(私)だけがやってるのになんで給料払わなきゃならないの?」という心情にもなるでしょう。
離婚
配偶者を株主や役員にしていて離婚となって、すんなり降りてくれるでしょうか。
「すんなり降りてくれる関係性だったら、そもそも離婚しないんじゃないの?」と思います。
法人とは違いますが、自宅も共有名義にせず一人で持った方が良いですね。
不動産の価格とローン審査にもよるのですが。
まとめ
のちのちめんどくさくなりそうなことは、最初から避けておくことをオススメしています。
規模を大きく見せる必要がない時代です。
(業種として必要なら大きく見せることもあるでしょうけど)
法人でも堂々と1人で良いじゃないですか。
だったら個人のままで良い!という意見も出てきそうですね。
私もそう考えるタイプです。
法人税と所得税、どちらか一方が残るとしたら所得税だと教えられました。
国税OBの方から。
法人ぜ課税しなくても最終的に個人に課税できていれば良いってことみたいですね。