親族(親)からお金をもらうとどうなるのでしょうか?
生活費の贈与
生活費や養育費としてお金をもらって、それに充てていれば税金はかかりません。
生活するために必要なお金に税金をかけないような配慮です。
注意点は必要な都度、お金をもらうことです。
「1,000万円生活費ね」とポンと渡すと贈与税がかかります。
親子間の贈与
親や祖父母から500万円の贈与を受けた場合、110万円の基礎控除を越えると贈与税がかかります。
基礎控除後の課税価格 500万円 - 110万円 = 390万円
贈与税額の計算 390万円 × 15% - 10万円 = 48.5万円となります。
贈与を受けた翌年3月15日までに贈与税の申告書を提出します。
2024年1月以降の贈与については、相続開始前7年間の期間に受けた贈与は相続財産に加算します。※贈与税額控除あり。
住宅資金、教育資金、結婚・子育て資金の贈与
・住宅資金贈与の非課税制度
・教育資金贈与の非課税制度
・結婚・子育て資金贈与の非課税制度
があります。
まとまった金額の贈与であれば、使うことができる制度です。
出資
子が経営している会社に出資する方法も考えられますが、オススメはしていません。
大きくしていくのであれば構わないかと思いますが、ひとり社長や中小企業であれば資本金のところは社長以外の方を入れないほうが良いと考えています。
経営に口出しされてしまうからです。
借入
親からのお金を贈与ではなく借入とすることも可能です。
ただ、”本当は贈与なのに借入として処理する”はNG。
たとえば、
・返済期間100とか(親も子も生きてないよね?)
・利息なし
・ある時払いの催促なし
・出世払い
などは贈与とされてしまいます。
きちんと元本返済があることで”返す意思”が証明できます。