新たに会社を設立するときの注意点について書いていきます。
資本金1,000万円未満だけど数万円は避ける
資本金はどんなに低くても設立することができるようになりました。
数万円という会社さんもいます。
銀行口座の開設や信用度から数万円は避けるようにお伝えしています。
(数万円でも口座開設できる会社さんもありますし、一概には言えませんが)
低すぎるのは印象は良くないです。
しかし、資本金1,000万円未満にしたほうが消費税の観点からも良いです。
消費税は2期前の売上で判定します。
新しく会社を作ったときは判断基準となる2期前が存在しません。
そのときに資本金で判定します。
資本金1,000万円未満であれば1期目(基本的には2期目も)消費税はかかりません。
「じゃあいくらがいいの?」と。
私は100万円~300万円ほどを提案することが多いです。
株主や役員に家族を入れるのか
よっぽどの理由がない限り、株主や役員に家族を入れずにひとりをオススメしています。
ひとり株主、ひとり社長です。
離婚、相続などで権利関係がややこしくなるからです。
揉めないことが大切です。
株主や役員に入れるなら事前に約束事を決めておくべきだと思っています。
大きな会社ではありませんし、みんなで仲良く会社の方向性を決める必要はないです。
株主=社長であるその方が「右」と言えば「右」、「左」と言えば「左」に行けばいいのです。
今でこそ大きな会社も創業当初はワンマン会社だったはずです。
決算月はヒマな時期
決算月はいつでも大丈夫です。
以前、「3月決算以外に選択肢はない」と勘違いしている方もいるくらい3月決算は多いです。年度に合わせて設定している会社も多いですね。
設立してから1年後の月にしてしまっている会社さんも多いです。
6月に設立したら5月末決算とか。
忙しい月を決算月にしないことをオススメしています。
3月(年度末)、9月(年度の半期)、12月(年末)ですかね。
忙しい時期だと直前に経費を使うか使わないかといった判断もしにくいです。
どこまで数字が跳ねるかも手探りでしょうし。
ちなみに末日にしなくても良いですが、やめてほしいです(笑)
以前、15日決算をしたことがあるのですが、月割り計算などが面倒でした。