1棟丸ごとのビルオーナーになったらウハウハなのか。
不動産の場所によりますが、1棟では厳しい印象を受けることが多いです。統計を取ったわけではなく私の周りを見てると感じることです。
※地方に土地を見に行ったときの写真
不動産所得は減価償却と長期ローンでお金の感覚が狂う
一部かフルローンなのかは別として建物をローンで建築します。
建築した建物は減価償却します。
鉄骨の建物であれば34年で償却。建物を34年にわたって経費にしていくので、税金計算上での利益は出ています。
ただローンの返済、税金の支払いなどがあります。
実際の手元に残るお金は多くありません。
労働収入も必要
2,000万円の不動産収入があり、
・減価償却
・修繕費
・管理費
・固定資産税
などを引くと所得は1,000万円くらい?でしょうか。
そこから経費にならない所得税、住民税や年金、健康保険の支払い。
ローンの返済(利息は経費)もあります。
物件によるのですが、手残りは多くないと感じています。(物件によりけりなのは間違いないですが)
いわゆる不労所得で所得1,000万円はありがたいですし、羨ましいと思ってしまいますが、それだけでは食べていくことで精一杯。
大規模修繕(積立があるにしろ)のときにしんどいです。
建て替えもフルローンに頼らざるを得ない・・
収入の割に、使えるお金は少ないです。
この点に気づけるかどうかがポイントです。
・不動産がある
・少なくない不動産収入が定期的に入る
と気持ちが大きくなってしまう方が多いですね。
上手くいってそうな地主さんの生活を見ていると、自宅は大きいけれど実は質素に生活している方が多い印象。
そして不労所得に完全に頼るのではなく、労働収入もある。
労働収入でお金を得る体験をし続けているかは大きいです。
かつて会社員だったとしても、いずれその感覚を忘れます。
お金のありがたみを忘れてしまうようです。
・メンタル維持
・レジャーや遊ぶお金
などのためにも不動産収入にプラスして労働収入が必要と考えます。