上場子会社経理では、監査法人や経理の方と話すときは仕訳で話していましたが、営業の方と話すときは仕訳では話しませんでした。
仕訳で話すことと仕訳で話せない(話さない)経験の両方をできたことはプラスでした。
簿記は言語です。
借方(左)が動けば、同じく貸方(右)が動きます。
簿記を勉強してきた監査法人、経理の方たちにとっては、簿記で考えることが当然で、ひとつの言語です。
同じ経理でも、簿記の理解度は同じではありません。
簿記3級の方もいますし、簿記2級の方もいます。
それに全員が簿記の資格を持っているわけではなかったです。
(私の在籍した会社では)
しかし、多くの営業の方にとっては簿記の概念は無いです。
会計的なことを仕訳で説明すればラクなのですが、営業向けにはそうもいきません。
簿記的な説明するとイヤな顔されることもありますし、伝わりません。
拒否反応かと思うこともありました。
この経験がすごい良かったです。
伝える練習になりました。
中小企業の社長さんのほうが会計的な知識があるので、サラリーマンの営業の方に伝える方が難易度は上がりました。