初めて税理士に確定申告をお願いするときに、どんな資料を用意したら良いのか分からないのが当然だと思います。こういった資料を用意しておきましょう!というものを挙げてみました。税理士にお願いするだけでなく、自分で確定申告するにも同じ資料が必要になります。必要な資料と不要な資料をしっかりと分けておくだけでも、経理や確定申告がスムーズになります。時間を少しでも捻出して資料の整理をしてみましょう!
過去の確定申告書
過去2年分の確定申告書を用意しておきましょう。もちろん3年でも良いですね。
フリーランス(個人事業主)の方は、毎年同じような申告内容になりますので、過去2年~3年を確認するとざっくり、全体像が見えてきます。
例えば、
・誰かを扶養しているんだな
・住宅ローン控除があるな
・年金は払ってるんだな
・来年から消費税を支払うことになるのか
・固定資産があるのか
など、大まかに分かります。
資料を用意する際「確定申告書」だけではなく、決算書と消費税申告書(消費税を納税してるなら)も忘れないように注意しましょう。
税理士が「確定申告書を確認したい」とい言ってきたら、決算書や消費税申告書を含んだ”確定申告書一式”のことだと思った方が良いでしょう。
確定申告書は↓
決算書は↓
事業収入が分かる資料
・売上資料(請求書、支払通知、支払調書)
・経費資料(レシート、カード明細)
・通帳(事業の入出金が分かるもの)
があれば経理は進みます。
売上、経費、入手出金を確認できれば、経理は相当進みます。
家賃按分費用はどういう状況なのか
自宅事務所でも問題ない時代になっています。私もそうですが。そうなると生活費と事業費が混在している状態となります。しかし、家賃や光熱費のうち一部は売上のために必要な経費となります。
全体における経費のうち、事業にかかった経費を合理的な基準によって分けることを家事按分といいます。
下記のような項目は、支出した経費の一部が事業の経費になりますで、現状の使用状況を税理士に説明する必要があります。説明できるように頭を整理しておきましょう。
・家賃
・電気代
・スマホ、ネット代の通信費
・車に関係する費用
控除関係の資料
事業で利益が出るからといって、即税金が課されるわけではありません。事業の利益から、さらに下記の項目を引くことができます。しかも、年金や健康保険料など必要なものを支払っていて、経費になるので損な気分にはならないかと。
・社会保険料控除(国民年金、国民健康保険)
・小規模企業共済等掛金控除
・生命保険料控除
・地震保険料控除
・ふるさと納税や寄付金控除
納税したくないから事業の利益を一生懸命、減らそうと経費を使っている方もいるでしょう。ちょっともったいないかもしれませんね。事業の利益から控除(引く)できる項目もあるので、そこまで加味したほうが良いでしょう!
関連:フリーランス(個人事業主)が開業したら税務署へ提出すべき書類
関連:源泉徴収された税金を考慮しないで確定申告してしまったフリーランス
関連:家計費、個人事業主(フリーランス)、会社の領収書の管理方法
【編集後記・育児日記】
週末は、30℃超える中、としまえんと消防署博物館に行ってきました。夜は同業者でもあり、子供同士も友達家族と食事に。