PTA役員のお仕事に関する説明会があり参加してきました。
事前にいくつか質問をしたところ、説明会が終わってから個別に現職の役員の方と意見交換する機会をもらいました。45分くらいでしょうか。
とても和やかに話すことができましたが、結果として役員は辞退させてもらいました。その過程について書いてみたいと思います。
「やりたくないから」「時間がないから」という理由ではない
はじめに書いておきますが、やりたくないから、時間がないからという理由でPTA役員を辞退した訳ではありません。
そう思われてしまうフシもあるかもしれませんが、少なくとも私にはそういう気持ちはありません。
何なら独立しているので、PTA役員をする時間はあると思います。
仕事内容も聞いた範囲では問題ないです。
PTAをやって良かった理由に共感できなかった
PTA役員を辞退した理由のひとつに「PTA役員をやって良かった理由」に共感できなかった点です。
①自分の子ども以外の子とのふれあい
②親同士のつながりができる
③地域とのつながり
④PTAをやっていると子どもの学校での様子が分かる
といったことが挙がっていました。
どれも良いことです。
とはいえ、上記に挙げられたものは、深い浅いなどの濃淡はありますが、すでにやっていることかなと感じました。
①子どもの習い事やお友達を通じて、話したり挨拶する子はいますので、響かず。
②親のつながりもマンション、子ども習い事、保育園からの知り合いなどあったので、これまた響かず。
③地域とのつながりは、私が同じ区内出身ということもあり、古いつながりから最近のつながりも含めて関係性は持てているので、これも響かず。
④学校に親が来ると、子どもが喜ぶのかもしれません。
でも、実は貴重な時間をPTAに使うことで家での子どもとの時間が減っているかもしれません。
子どもと毎日一緒にいる(朝も夜もごはんを一緒に食べるくらい)ので学校での様子はある程度は察しがつきます。
「子どものため」と言うものの、それが感じられなかった
PTAは、子どもためにあるべきだと考えています。
「子どものため」というワードも何度も出てきました。
私もその通りだと思い賛同する気持ちはあります。
が、、、
役員をやっているわけではないので、中の人ではありません。
そのやっていることが、本当に子ども為になっているのかが、理解できませでした。
ラジオ体操や地域のお祭りの手伝いは、確かに子どものためだな~と思いますが、それ以外はう~ん・・と思うものばかり。
私が小学生のとき、お世話になっていたのでしょう。
私が子どもたちのためにと考えることと、PTA役員の方が思うことには相違があります。
私が子どもたちのためにと考えるのは、
・給食を対面形式に戻すこと(黙食はしなくて良いらしいけど、学校は対面形式の給食に戻すつもりはないのだろう)
・顔を隠すためだけのマスクを外させること(女子は外せないみたいです・・)
・思春期に向けた子宮頸がんワクチンの問題点を伝えること
です。
そういったことを区や学校に働きかけるほうが、子どものためになると考えています。
牛乳パックを集めたからクラスに1つ箱ティッシュがあるとか、どうでもいい・・と思ってしまいました。
問題点は色々なしわ寄せがPTAに固まっていること
PTA役員に対して批判的に書いてきました。
ですが、PTA役員の方たちに悪い方はいなかったと感じます。
というよりか、良い方たちだからこそ、良心を逆手に取られているような気がしてなりません。
本来ならば国、都、区、先生のやるべきことが、うやむやになり「じゃあボランティア活動のPTAさんに」となっています。
たとえば、ベルマークを集めて備品購入に充てられる仕組み。ベルマーク係になりました!
「貧乏な区ではないはずなので、備品くらい買いなさいよ!」と圧をかけるのがPTAの役目で良いはず。
それをベルマークをちまちま集計することで、誤魔化されています。
日本人はマジメなのでベルマークの集計とか頑張っちゃうのでしょう。
練馬の小学校PTA連で250万円の不適切会計
東京都練馬区内の小学校のPTAが加盟する「練馬区小学校PTA連合協議会(小P連)」で、運営資金を管理する口座から約250万円が流用される不祥事があったと、読者からの情報提供があった。事態が発覚したのは5月中旬で、1カ月以上たっても流用の理由など詳細が明らかにされないことに、保護者らは不信感を募らせているという。
※東京新聞
ちなみに練馬区ではこのようなことがありました。
練馬区小P連は、区内にある区立と国立の小学校54校のPTAでつくられているそうです。ちなみに各小学校PTAの上部組織ではありません。
話を聞いてみるとPTA会長が1~2年やったあとに、練馬区小P連のメンバーになることが多く、たんなる慰労会的な集まりにしか聞こえませんでした。
こういう集まり(しがらみ)が好きな方は好きなので、勝手にやってくれたらいいのですが、我々の会費が回りまわって練馬区小P連の運営費になっています。
ちょっとしたお小遣い程度にやらかしていたものが、ことが大きくなってしまったのでしょう。