会計事務所業界の友人から「企業経理は離職率低いから良いよね~」と言われたことがあります。上場子会社で離職率も低かったのは確かですが、離職率の高い・低いだけで良い悪いを判断しきれない側面があります。転職時の面接などで確認しておく項目を書いていきます。
企業経理の離職率は低い
会計事務所業界の離職率は高いと感じます。
一方で、企業経理の離職率は低いでしょう。私が在籍していた上場子会社も低かったです。
面接時に離職率について質問したことがあります。
面接官は答えてくれましたが、「その質問の意図はどういうことでしょうか?」と質問を逆に受けました。
会計事務所業界の離職率や周辺事情のことを話しました。
企業経理の方は、会計事務所業界のことをそれほど深く理解していないので、新鮮だったのでしょう。
企業経理の方の勘違いで「そういうふうに思われてるのか~」と面白かったのは、
・会計事務所の人は全員が有資格者
・有資格者ゆえに給料が高い
ということでした。。。
んなわけない!
給料面
上場子会社だったからということもあり、給与テーブルみたいのは決まってました。
数年後に昇格して、それから数年後にまた昇格して、みたいのが見えます。
転職時の年齢や前職の給与水準を勘案しながら、給料は決まります。
転職時の給与は、会計事務所と同等でしたが1年後には上回りました。
年収は同等ですが、残業時間、通勤時間、ストレスが大幅に減ったのでむしろプラスに感じていました。
子供と過ごす時間も増えましたし。
年齢構成、若手採用しているか
私は当初、離職率を気にしすぎていました。
離職率や給料よりも年齢構成のバランスや若手を採用しているか、のほうが大切だと感じます。
(特に会計事務所業界からの転職ならば、離職率は気にするほどのことでないでしょうし、給料も会計事務所業界よりも良いでしょう。)
平均年齢が若すぎると、
イケイケの会社
勢いはある
けど、会社の方針とかについていけない人が辞めてくのかな・・・
とか、
平均年齢が高いと、
傾斜産業だろうな
若い人から辞めていく何かしらの問題がありそう
若手の採用してるのかな
面接時に年齢構成を質問してみると、いろいろと問題や課題が分かるかもしれません。
私は離職率を気にするあまり、年齢構成や若手採用をノーケアでした。
完璧な職場なんてものは、あり得ないでしょうから線引きが必要となります。
一つの側面に焦点を当てすぎると、他のことが抜けてしまいますので、注意しましょう。
何かしらの判断材料にしていただければ幸いです。
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【編集後記】
横浜にある金沢動物円にて。
こんなに近くでカンガルーを見ることができました。