会社員の友人でも何人かはワンルームの不動産投資をしています。
なぜ会社員の彼らが不動産投資をしたがるのか考えてみます。
副業が難しいから
副業解禁の会社が増えています。
解禁になったからといって、副業を始められるかというと難しい面もあります。
そもそも時間がないことだって考えられます。
週5で仕事し、夜まで残業があれば副業しようなんて思える方は少数でしょう。
また、副業と言ったって、バイトを始めたとしてもそれは会社員と変わらない時間の切り売りでしかないでしょう。
(将来に繋がるバイトならやる意味はあるかもしれませんが。)
仕事終わりにバイトするなら、本業の仕事で残業代をもらったほうがワリは良いでしょう。残業は基本的には割増しになるので。
会社員だと節税方法がないから
”会社員節税の節税の王道”のような感じで、ワンルームマンション投資が勧められています。
ただ、節税になるかどうか・・
私はならないと感じます。
経費は減価償却費、固定資産税、管理費等、利息です。
そもそも経費の範囲が狭いので、上記の経費だけでは損益計算上、利益が出てしまうことが多いです。
利益が出るということは、税金がかかる。
初年度は諸々の経費がかかるので、赤字になることもありますが、2年目以降は赤字になることは想定しにくいです。
そもそも赤字だとお金が出ていってしまっている状態なので、それもそれでどうなんだ??というツッコミも。
ワンルーム不動産投資が会社員に勧められるのは、他に節税方法がないからです。
年末調整で課税が終わります。
給料はいじれないし、経費も使えません。
給与所得控除といって概算経費があり、年収にまるまる税金はかからない仕組みにはなっています。
フリーランスからすると給与所得控除は羨ましいですね(笑)
どちらもないものねだりです。
ふるさと納税も返礼品の分がお得なのですが、節税とはいえないですね。
本来払う住民税を他の市区町村に払っているだけです。
返礼品がお得という感じです。
小規模企業共済も会社員は入れません。
iDeCoは会社員でも加入できるので、こちらは節税かもしれませんが、年間30万もかけられません。
節税インパクトは低いとも言えます。
だからこそ、大きな金額が動く不動産投資が勧められるのかなと思っています。
税金計算と実際のお金の手残りが違うので、そのあたりの説明をうやむやにしてしまえば、なんとなく節税てきている感は出せるでしょうし・・