・現金での売上
・毎月決まった入金での売上
があるときに、売掛金を通さずに売上処理をすることもできます。
ですが、売掛金を通すことをおススメしています。
二重計上になってしまうリスクとルーティン化させるとラクだからです。
二重計上になってしまうリスク
次に書くメリットと被ってしまうのですが、二重計上のリスクがあります。
現金でお金をいただく場合と、請求書を発行して振込でお金をいただく場合が混在することがあるでしょう。
現金をもらったときに「現金/売上」と処理します。
一方で請求書発行時に「売掛金/売上」とし、入金時に「預金/売掛金」となります。
現金をもらったときは1回の処理でラクではあるのですが、現金売上と請求書発行の売上処理が違うことでミスが生まれるリスクはあります。
処理方法が違うことで「あれ?どうやって処理するんだっけ?」と。
すると現金売上でも売掛金を使ってみたり、現金売上としてみたりと。
結果的に二重計上のリスクがあります。
ルーティン化するとラク
このように「どっちだっけ?」というのを無くすと経理の負担はラクです。
現金売上だとしても、会計ソフトの処理ではいったん「売掛金/売上」と請求書売上と同じような処理をしておきます。
現金をいただいているので、その場で売掛金が消える形にはなります。
振込はたいてい翌月入金とかで時期がズレますが、現金売上なので売掛金が計上されて、その日に消し込まれる形になります。
売掛金をかませた処理に一本化しておくとラクです。
「これは現金だっけ?」「請求書の入金だっけ?」と考える必要がなくなります。
あと、数字を見返すときに売掛金を見れば売上が分かるのも地味に便利だと感じています。
売上を知りたいときに売上を見るのではなく、売掛金を見るのです。
入金の消込があるのか確認しつつ、売上を確認でき便利です。