独立を意識するようになってから「自信」について考えるようになりました。
雇われている時よりも独立してからのほうが自信がついたと感じましたし、独立当初よりも今の方が自信はついたと思っています。
独立前(会計事務所)は自信がなかった
独立前、特に会計事務所時代は自分に自信がなかったです。
新卒で入ったので右も左も分かりません。
入社当時は自信がないのもあり得るでしょう。
ですが、業界に3年いましたが自身を持つことはなかったと記憶しています。
気分で怒られたりもしましたし、私も雇われている感まる出しで仕事していたと思います。
当時の職場環境も良くなかったですが、あの当時の私にも嫌気がさします。
会計事務所で「自分のお客様のつもり」で接することが難しいと感じた場合の考え方
その後、上場子会社経理で仕事を任せてもらったり、認めてもらったり、評価されたりで自信を持つことができてきました。
会計事務所特有の雰囲気が合っていなかったのだと感じています。
自信ない人にお願いはしない、されない
独立したら自信を持たざるを得ないと考えています。
税務顧問をお願いするときに自信のない人にお願いしないとでしょう。
自分がお願いする側になったときのことを想像してみたらいいかもしれません。
かといって自信満々(過信気味)の人は苦手ではあります。
独立して、初めてのお客様との打合せは、緊張したのを今でも覚えています。
場所も雰囲気も覚えていますし、打合せ後にマクドナルドで一服(タバコは吸いません。あくまで表現です)したのも覚えていますね。
緊張しましたが、「初めてお客様なので、色々不備があったらすいません・・」なんてことは言いません。言えません。
そのときできる説明や対応をするだけでした。
その姿勢をお客様は見てくれていると思います。
定期的な打合せでは、「貢献できているし感謝もされているんだな」と感じることがあります。
独立後の自己肯定感の上げ方。やりたくないことをしない
自己肯定感を無理に上げなくてもいいのでしょうが、自己肯定感を下げすぎないことが大切だと感じています。
私にとっての自己肯定感を保つ方法は、”当たり前のことを当たり前にやる”ことでした。
・メールを早めに返す
・挨拶する
・質問には誠意をもって対応する
・やりたくないことや将来につながらないと思うことはしない
など税理士というよりも人として当たり前の行動を意識しました。
メール返信や挨拶は言わずもがなですが、やりたくないこと(将来につながらないと判断したこと)をしないのも大切なことです。
やりたくないことを無理にやろうとすると、どうしても楽しくないですしイヤイヤやることになります。
するとミスがあれば「どうして自分はこんなにダメなのか・・」と落ち込みますし、「こんな仕事やってらんね~」なってしまうでしょう。
独立前にやらない仕事・やりたくない仕事を書き溜めていました。
それはミスをしやすい仕事だったり、気持ちが上がらない仕事、貢献できない仕事です。
具体的な業務でいうと年末調整や法定調書関係をやりたくないと考えていました。
雇われいるときから、本当にイヤでした。
年末調整は特にミスできない仕事ですし、時間ばっかりかかる仕事だったからです。
やりたくないことを突き詰めていくことで『個人事業主(フリーランス)専門税理士』という考えも生まれました。
そのほうが仕事で貢献できている実感があります。
会計事務所業界で感じたイヤな気持ちを忘れたくないですね。
あの当時があるからこそ、仕事に向き合う姿勢を考えさせられます。