子会社時代の税金計算
100万円って大きな数字ですよね。100万あれば大きな買い物できますし。中古車買えるでしょうし、高級な時計を買えたりもします。
個人的な視点で見ると100万円って高価なのに、規模が大きくなると誤差ってこともありました。
上場子会社では四半期決算がありましたので、四半期ごとに税金計算をします。私が円単位、上司が100万円単位での計算です。
子会社の税金計算で100万円未満は「端数」でした。
どういうことかと言うと、、
私が円単位で計算しますが、上司100万円単位で計算するので、当然少しずれます。その差額が100万未満であれば「一致した」と考えていました。大きなズレがあると「どちらかが何か間違ってるのかも」という検算をしていました。
もっと大きな会社だったら、100万単位よりも大きいのでしょうけどね。
話は少し逸脱しますが、税金計算をexcelでやっていたので、税率の確認とか細かくしていました。支店が多いと地方税の税率を確認するだけでも、時間かかりましたね。
数字をどのように見るのかって、時と場合によって違う気がしています。100万円が誤差になるときと、円単位できっちりと確認することも。メリハリが大切だと感じます。
単月の試算表に意味があるとは思えない
同じ数字でも、単月の試算表。
会計事務所勤務時代から、単月の試算表は利用することは少なかったです。
参考までに持参はしていました。
推移や予算対比のほうが社長やフリーランスの方が見やすいですし欲しい情報だからです。
推移で確認したほうが、税理士業としてもミスが発見しやすいですね。
頭の中にある数字や出来事を引っ張り出すことも役割
売上、経費の今後の数値が社長やフリーランスの頭の中にあり、それを引っ張りだすのが税理士の仕事だと感じます。いわゆる予算のような見込の数字ですね。
社長やフリーランスは、数字を外部の人に見せることはないです。見せるのは税理士と銀行でしょう。(税務調査があれば税務署)
数字を見ている税理士が定期的に打合せするのであれば、
・この増減した理由は?
・今後の予想は?
・固定費はこのくらいに抑えましょう
など会話するだけでも、社長やフリーランスは頭の中からアウトプットする機会ができます。
会計税務的な観点だけを見てほしい、というニーズもあります。
一方で頭の中にある数字をアウトプットするのを手伝ってほしい、というニーズもあります。そういうときは、社長・フリーランスと税理士が共に数字を作りこんでいきます。
税理士は業界的なことまで分からないで、フリーランス・社長に教えてもらわないと進めない部分もあります。飲食店であれば、材料の廃棄ロスはどれくらいになるのか、とか。
逆に税理士であれば、損益分岐点や労働分配率のような観点から、お手伝いをすることが可能です。
社長・フリーランスと税理士が共同で数字を作ることで、相互チェックが働きます。
一緒に数字を作るときは、何度も修正に修正を重ねつつ仕上げていきます。
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