学生時代に税理士試験と並行して会計事務所でのバイトの経験があったほうが良いのか考えてみます。
ちなみに私は学生時代に会計事務所でのバイト経験はないです。
2011年3月に大手税理士法人の短期バイト(数日間)をしましたが、やったことは紙の書類の整理くらいです。
学生時代にバイトしておけば良かったな~と思うこともあれば、しなくて良かったと思うこともあります。
会計ソフトでの記帳代行
会計ソフトの触り方は、事務所で働くようになればイヤでも毎日触れるものではないでしょうか。
それを学生時代に触ったからと言って利点になるとは考えにくいです。
試験で使う知識は、消費税の課税区分を仕訳ごとにしますが、それくらいでしょうか。
申告書作成
試験勉強で手書きで別表などの申告書を作成しているものを、「ソフトではこうやってるんだ~」と体験できるのは、良いかもしれませんね。
私も1年目で「申告書ってこんな感じで作ってるんだ」と思えたので。
これをバイトでやっていたら実務と勉強がリンクしたのかな~と思います。
より深い勉強が出来てるような気がします。
この辺りは経験がないので、推測になってしまうのですが・・!
ただし、中小企業や個人事業の申告書作成では、難しい別表調整はありませんし、勉強したことすべてが生きるとは限らないです。
私が経験した中で、難易度が高かったのは「自己株式の取得」でした。(1年目で)
その後、転職した少人数の会計事務所では、自己株式は出てこなかったですね。
独立した今も出てきていません。
バイトする事務所や将来ご自身がどういう税理士になりたいのかによって、変わってくるでしょう。
勉強していない科目の仕事は、ためになるのですが試験勉強の観点からは微妙かもしれませんね。
モチベーションの向け方が。
1年目で相続税の試算や株価計算をやっていましたが、私は相続税を受験していないので新鮮でしたし、勉強しながら仕事ができました。
大変でしたが、少しは自信になったのは事実です。
バイトで相続受験しないのであれば、きつかったかな~と思ってしまいます。
業界を感じる
会計事務所業界に就職が決まったとき「よくあんなに残業あるところ(業界)に就職できるね~」と言われました。
あながち間違っていません。
業界に3年ほどいて、業界の友人もいます。
おぼろげながら、見えてくることや聞こえてくることがあります。
短期バイトで数か月ごとに事務所を経験できると、いろんな事務所を体験できそうでうね。
それはそれで疲れそうですが。
自分がいる環境が業界のすべてではないにしろ、いくつか経験してみると業界の感じがなんとなく分かるのかな~なんて思ったりしています。
勉強時間に影響でない程度でバイトしたかった
私の感想です。
勉強時間に影響が出ない程度でバイトしたかったですね。
・こういった仕事するんだ
・こういう業界なんだ(良くも悪くも)
・こういう人がいるのか
・どういうスキルが求められるのか
など、勉強後の世界を見れるからです。
試験勉強をメインにしつつもモチベーションや将来のことを考えるきっかけにアルバイトしても良かったですね。
当時は勉強でアップアップでしたけど、思い返すと反省が多いです・・