子会社の事業所税で気を付けること

子会社の事業所税で気を付ける点は、「みなし共同事業」でしょう。よくわからん・・・という方が多いと思います。私も子会社経理で携わるまで、未知の領域でした。

みなし共同事業

みなし共同事業とは、事業を行うあなた（法人）に同一家屋内にいる同族会社等の特殊関係者がある場合に、あなと（法人）とその特殊関係者の共同事業をみなすことをいいます。

純粋な親子関係の会社の事例です。

このように、あなた（特殊関係者）が誰なのかによって、特殊関係者も異なってきます。

※大阪市資料より

親会社に子会社が複数ぶらさがっているケースです。

あなた（法人）と親会社が同じである子会社、孫会社が特殊関係者になります。

みなし共同事業の判定で漏れるリスクがあるのは、「兄弟会社の子会社」です。

兄弟会社であれば、同じ子会社として意識しているので漏れるリスクは低いのですが、兄弟会社の子会社は、こちらとしても情報がつかみにくいことにより、漏れるリスク大です。

子会社経理は、兄弟会社と兄弟会社の子会社をきちんと把握しておきましょう。

私がやっていた、みなし共同事業の確認方法は、

①親会社の総務関係にメール

②念のため自分でも子会社の所在をネットで調べる

です。

①は、親会社が入るビルに複数の子会社が入ることが多いです。

親会社の事業所税を扱っている担当者に、みなし共同事業に必要な「事務所面積」「人数」の情報を開示してもらうよう依頼します。

事業所税の未払計上を合わせて処理しましょう。

依頼しても決算後にならないと情報をもらえないこともありますので、未払計上では柔軟な対応をします。

②については、ネット同じビルに入居している兄弟会社などを調べます。①の情報でOKなのですが、補足情報として念のためという意味合いです。

そこで①の情報に漏れが見つかることもあるかもしれません。

〈編集後記〉

お会いして話すことは重要だと感じる機会が増えてきました。ただ、付き合いで何かするのはちょっと・・・つきあいの飲み会とかは特に。

〈育児日記〉

兄：大きな松ぼっくりを拾ったようで、大事に持っていました。

妹：よく転ぶからなのかズボンに穴があいていると「穴あいてる」と言い、そのズボンを履こうとしません。