税務署から「確定申告書の見直し・確認」という手紙が届いて驚いている方もいるでしょう。
税務署は怖いイメージもあるかもしれませんが、きちんと納税している方や納税しようとしている方には優しいですよ。2月には税務署で確定申告について無料で相談なんかもしてくれますしね。
まずは電話してみる
手紙には税務署の担当部署・担当者の方の名前が記載してあります。
まずは電話してみましょう!
繋がるまでめんどくさいですが、税務署へ電話です。
きちんと期限を設定して対応する旨を伝えれば、税務署も分かってくれることがほとんどです。
何かしら変なこと、おかしなことがあるので手紙が来る
手紙が来る理由は、何かしら変なこと、おかしなことがあるからです。
「確定申告書の見直し・確認」という手紙に、その理由も記載されています。
理由が記載されていますが、電話で詳細を聞いちゃった方が早いでしょう。
原稿料や著作権などの報酬を支払うと、報酬の支払者は、税務署に支払調書を提出します。
そこで、とある会社などから支払いがなされているのに、その会社からの収入が漏れてしまったり、金額が大きく乖離する場合に、「見直し・確認」の手紙が来ることもあります。
「見直し・確認」と言いつつ、確実に間違っていることが多いです(笑)
ほぼ証拠をつかんでるから手紙がくるわけです。
以前、私が経験した事例は、「収入金額がズレてる+源泉税の分収入が少ない+源泉税ゼロ」での申告でした。
申告した金額が支払調書の金額と、そこそこの金額がズレていました。
支払調書は、実際の支払い金額で作成されていることが多いです。
そうなると、12月に請け負った仕事の入金が翌年1月となりズレることはあるのですが。
源泉税が控除されて入金されるので、源泉税分だけ収入が少ない確定申告でした。
さらに、計算した所得税から前払いしている源泉税を引くのですが、源泉税を確定申告書に記載していなかったので、当初の納税額が大きくなってしまっていました。
きちんと収入金額を合わせて源泉税の対応をすると、結果的には還付になりました。
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