フリーランス専門税理士の磯俣です。
確定申告書を提出して、「やれやれ・・ひと段落!」というときに税務署から電話がかかってくることもあります。
突然の電話で驚かれる方も多いですが、安心してください。
怒られたりするわけではありません。
数字が間違ってるから電話がきたわけではない
確定申告書を提出して、すぐに税務署から電話があると嫌な予感・・となってしまうかもしれません。
ただし、
・数字が間違っていたり
・脱税を疑われたり
・過少申告を疑われたり
そういった理由で税務署から電話がかかってくるわけではありません。
税金が正しく納められているのか、数字が正しいのか、という答え合わせは、税務調査があったときです。
また、確定申告書を提出したときに”電子申告完了報告書”や”受領印”は、単に「書類を受け付けました」という証拠に過ぎません。
なので、確定申告書を受け付けてくれたからといって、「確定申告書が認められた(是認)」というわけではないので注意してください。
電話の理由は添付すべき書類が入ってないかも?
電話がかかってくる理由は、添付すべき書類に不足があることが考えられます。
電信申告では添付書類を省略が可能です。
・医療費の領収書
・医療費に係る使用証明書等(おむつ証明書など)
・社会保険料控除の証明書
・小規模企業共済等掛金控除の証明書
・生命保険料控除の証明書
・地震保険料控除の証明書
・寄附金控除の証明書
・住宅借入金等特別控除に係る借入金年末残高証明書(適用2年目以降のもの)
フリーランスの確定申告であれば、添付する書類は少ないです。
ただし、確定申告書を印刷して郵送する場合には、添付すべき書類があります。
給与所得、公的年金の源泉徴収票の添付は不要になりましたが、下記の書類は添付書類台紙などに貼って申告書と一緒に提出します。
・社会保険料控除(国民年金、国民年金基金)
・小規模企業共済の証明書
・生命保険料控除証明書(1契約9千円以下は添付しなてくて良い)
・地震保険料控除証明書
・寄付金控除の受領書
などです。
印刷して郵送する場合、迷ったら添付しておけば問題ないです。
控えの確定申告書を提出していないかも?
確定申告書を印刷して税務署に提出している場合、提出用と控え用の2部を提出し、返信用封筒を同封すると控えを返してくれます。
控えが入っていなかったり、返信用封筒を入れ忘れると電話があったりするケースもあります。
結構、税務署も親切ですよね!
もちろん提出用だけでも問題はないですが、収入証明などに確定申告が必要になるので、受領印が押された控えは手元にあったほうが良いです。
ひとまず電話しましょう
確定申告書をきちんと提出している方に対して、税務署が高圧的な態度を取る人はいないと感じます。
電話があったときは、折り返しましょう。
その際、部門や職員の名前をメモしてくことをオススメします。
電話をしてきた税務署職員の名前が分からないまま電子しても、待たされる時間が長くなってしまいます。
留守電にメッセージが残っていれば、それを確認してみましょう。
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