個人の方は3月15日までに申告と納税をしなければなりません。
会社であれば決算から2か月以内に申告と納税をしなければなりません。
そのときに納税資金がないと「税金が払えない・・」となってしまいます。
消費税や源泉税の納税が遅れ遅れになってしまっている会社さんを何社か見たことがあります。
利益確定と納税時期が違う
ここでは個人の確定申告という前提で話を進めます。
12月末までの利益をもとに税金が確定します。
確定した税金を3月や4月(振替納税であれば)に納税です。
利益という概念は分かりにくいです。
たとえば、利益が800万円あるからといって、現金が800万円増えたのかと言えば関係ありません。
生活費を捻出しますので、実際にはほとんどが消えているのではないでしょうか。
ですが利益に対して税金がかかりますので、いざ納税するときに資金が足りないこともあります。
このように利益確定と実際の納税時期にはタイムラグがあります。
毎月コツコツ貯蓄する
コツコツ貯めるのも方法です。
上記記事による試算だと
・所得税110万円
・住民税75万円
・個人事業税36万円
・消費税60万円
でした。
合計で281万円。
毎月20万円ちょっとを貯蓄できていれば納税資金は足ります。
ちなみに生活費とは別です。
生活費に月40万円かかるなら、納税資金20万円となり、月60万円は欲しいところでしょう。
定期的(コンスタント)に稼ぐ
私は貯蓄は苦手です。
小規模企業共済、iDeCo、貯蓄性の高い生命保険にお金を回しています。
お金が余れば住宅ローンの繰上返済をしています。
そのため手元の貯蓄は意識していません。
また私の税理士業はありがたいことに、毎月毎年と入金が読みやすいです。
お客様の多少の入れ替わりはありますが、安定している業種に分類されるでしょう。
納税時期に納税分+αの稼ぎがあれば、納税もできます。