「簿記の勉強してたけど、つまんなくて止めた」「借方、貸方、貸借対照表、損益計算書とかコトバが分からな」など簿記に対してネガティブなことを聞くことがあります。私も日商簿記3級落ちたことありますので、その気持ち良く分かります。ホントにつまらなかったですね。それが今や簿記を考えない日は無いくらいです。歯を磨くのと同じくらいと言ったら言い過ぎかもしれませんが、その感覚に近いと思っています。今では簿記で考えることが仕事になっています。
簿記検定3級は簿記の能力・才能を測る指標にはならなかった
以前のブログで母方の祖父に会計士を勧められたことをこと書きました。
「浪人するなら会計士目指せば?」と少数派を勧めた祖父の墓参りへ
大学生のとき、「将来的に会計士や税理士を目指すのであれば、まずは簿記検定3級くらい受けとくか」と軽い気持ちで簿記3級を始めました。
ここでサクッと合格すれば、簿記の才能あるかも??なんて甘いこと考えていたり。。
何でもそうですが、何事もそんな美味しい思いはできません。
かるーい気持ちで始めたこともあり、理解できませんでしたし。勉強する気にもなれなかったです。講義からは置いてけぼりを食らっていました。
当然「不合格」でした。
簿記を能力や才能を見るのに簿記検定を受けるのは、サクッと合格できるような頭の持ち主や要領よく勉強できる方に限ると感じます。
簿記3級でも努力は必要です。侮ってはいけませんね。
簿記検定受ける意味を考えてみる
私みたいに地道に泥臭くいく方は、簿記3級を軽く考えるのではなく「なぜ簿記検定を受けるのか」ともう少しマジメに考えてみると良いかもしれません。
・簿記2級まであれば、履歴書に書ける
・その後、税理士試験に進みたい
・大学にいるうちに何でも良いので資格取りたい
・将来的に経理系の仕事をしたい
というようなことを私は考えていました。
その結果、簿記2級まで取れました。
簿記3級の失敗は、「軽く考えすぎていたこと」です。
分かるようになると面白くなる
退屈でつまらなかった簿記も楽しく思える時が来ます。
徐々に理解し出来るようになると「もっと知りたい」「こういう場合はどうなんだろう」と思える瞬間がきます。
その瞬間が来るまでは、辛抱強く勉強を続ける必要があると感じます。
色んなことに通じますが、最初はカベが高く感じますが慣れてきたり、出来るようになるとイヤじゃなくなります。
逆上がりも練習していると、ある日突然出来るようになりましたしね。
簿記の勉強を通じて、ブレークする瞬間みたいな経験ができたことも財産になっています。
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