前年まで白色申告していて、今年から青色申告になった場合、貸借対照表の作成が必要になります。
今年分に関しては取引を会計ソフトに入れていくことで作成できますが、1月1日分の期首残高を記載する必要があります。
白色申告のときの残高を記載します。
白色時代から会計ソフトを利用していれば、自動で期首残高を記載してくれますが、ご自身で集計しているときこそ、注意ですね。
会計ソフトでは「期首残高登録」ができるので、そこで残高を登録しておく必要があります。
前年12月末時点の
・預金残高
・債権、債務
・固定資産(未償却残高)
などを記載します。
差額が発生しますが、「元入金」に入れてしまします。
ということは前年も白色とはいえ、きちんと管理しておく必要がありますね。
本来はきちんとやっておくべきなのでしょうけど、時間と費用対効果を考えると、せめて預金残高だけでも記載しておく方が良いかなと感じています。
調査の際、期首残高の記載がないと青色取り消しのリスクは少ないとはいえ、あります。