「フリーランス(個人事業主)の開業届に屋号は書いたほうがいいですか?」という質問を受けることがあります。
開業届に屋号は書かなくて大丈夫
開業届に屋号は書くべきか問題の答えは、「書かなくて問題ない」です。
税務署から電話で「屋号ないんですけど」みたいな問い合わせはありませんし、聞いたことがありません。
私は入れなくていいとうスタンスです。
屋号と職業欄であれば、職業欄が大切です。
職業欄は書いておいたほうがいいでしょうね。
もし書き忘れてしまっても確定申告のときに職業欄を記載すれば大丈夫です。
・持続給付金などの給付金関係の申請
・業界の健康保険加入(文美保険とか)
では職業欄がないと申請に通らないことがありました。
また、事業税がかかる・かからないを判断は職業欄でしていることもありますので、職業欄がないと都税事務所や県税事務所からの問い合わせはあります。
口座に屋号を入れたいなら書くべき
ただし、通帳に屋号を入れたい場合は開業届に屋号を記載しておきましょう。
屋号が入っても会社(法人)のようにはなりません。
「〇〇(屋号)+本名」のようになります。
例えば、私であれば「磯俣周作税理士事務所 磯俣周作」です。
屋号を入れるとネットバンクが有料になるかも
個人のネットバンクは無料で使えることがほとんどです。
しかし、屋号入りの口座や法人の場合には有料になることもあります。
記事執筆時点のUFJを調べてみると有料ですね。
ある会社のメガバンクの振込を見させてもらう機会がありましたが、個人のネットバンクと比べ物にならないくらい使いにくそうでした。
ちなみに私の会社はSBI銀行ですが、使やすいです。
屋号入りの口座を作ると
・ネットバンクが有料になる(ことが多い)
・法人と同じネットバンクで使いにくい
と考えられるので、私は屋号を入れることはオススメしていません。
むしろ職業欄が大切です!
開業届の職業欄にいっぱい書いたからといって経費の幅が広がることはない